はじめに
今回紹介する本は、ライブ配信で1億円を稼いだという福岡みなみさんの著書『ライブ配信で1億円を稼いだ話』になります。
<著者のプロフィール>
福岡 みなみ(Fukuoka Minami)
1995年、広島県生まれ。タレント、株式会社星Labo代表、ライバー。東京理科大学卒業後、タレント活動を開始。CMのイメージキャラクター、女性誌のレギュラーモデルを務める他、テレビのバラエティ番組に多数出演。ラジオでもレギュラー番組を持つなど多方面で活躍中。2020年3月、ライブ配信アプリ「Pokocha」にてライバー活動を開始。わずか半年弱で史上最高記録で日本一になり、累計約1億円を稼いだ。その後、ライバーとしての経験を活かし、ライバー事務所「Live-Labo」を設立。現在はタレント業と並行し、ライバーの育成・マネジメントも行なっている。
著者である福岡さんの本業はタレントでした。
しかし、コロナ禍において人流の抑制が提言されたため、仕事が減ってしまったのです。
そこで、著者は生活費を自分で稼げるようになりたいと思い、ライブ配信を始めたそうです。
そして、日本一を目指すようになり、一生懸命取り組んでいるうちに1億円を稼ぐまでになりました。
そんな著者の取り組んだライバーとしてのノウハウが、この本には凝縮されています。
この記事では、僕が特に印象に残ったものを紹介します。
ライブ配信を行っているライバーはもちろん、何か情報発信をしている方におすすめです。
それでは、以下の内容に分けて紹介します。
- ライブ配信において重要なこと
- リスナーをファンにする方法
- 日本一を掴むための方法
- 綺麗事を言っていては勝てない
※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。
ライブ配信において重要なこと
まず、ライブ配信をする方に向けて大事な心構えを紹介します。
以下の3つです。
- 自分が楽しむのが1番
- なりたい自分になれる
- うまくいくと思い込む
これらは、ブログをやっている僕にとっても重要なことだと思ったので紹介します。
1、自分が楽しむのが1番
ライブ配信とは生放送みたいなものです。
何を配信すればいいのかわからない人も多いでしょう。
著者曰く、「自分が好きなことをして楽しんでいる姿を見せる」のがいいそうです。
僕が最近見たYouTubeで生放送をやっているチャンネルがありました。
https://www.youtube.com/channel/UCYJ335HO_qLZDr7TywpI0Gg
このチャンネルは、堀元見という方がビジネス書を読んで大事なことをスプレッドシートにまとめているところを配信しているチャンネルです。
まさに、自分のしたいことを楽しみながら配信していると言えます。
2、なりたい自分になれる
ライブ配信をすることの一つのメリットが、「なりたい自分」になれるということです。
名前を自分で決めることができますし、自分でキャラを設定することができます。
(ただし、キャラは最後まで貫き通すことが重要だそうです。)
つまり、ライバーにとって見た目や年齢は関係ありません。
ライブ配信を見る人はライバーの見た目にお金を払うわけではなく、個性や熱量にお金を払います。
なりたい自分をデザインするということに関しては、以前紹介した『メタバース進化論』という本にもありました。
3、うまくいくと思い込む
著者はライブ配信をする上で、「うまくいくと思い込むこと」も役に立つと言います。
なぜなら、そのように思い込むことによってどんどん前に進んでいくことができるからです。
立ち止まって考えるのではなく、行動してから考えるのです。
ブログでFIREを達成したきぐちさんも以下のようなツイートをしています。
リスナーをファンにする方法
ライブ配信をするときに、ファンの存在はとても重要になります。
YouTubeに動画を投稿するにしても、ブログで記事を執筆するにしても同じです。
毎回来てくれるファンがいると、継続する力にもなりますし頑張ることができます。
そこで、著者がリスナーをファンにするために行っていたことの中から3つほど紹介します。
- 圧倒的な準備
- 当事者意識を持ってもらう
- 感謝する
1、圧倒的な準備
著者は、ライブ配信に来てくれた人との会話内容を記憶しておき、次回参加してくれたときに会話が弾むようあらかじめ準備していたそうです。
また、長時間配信を見ているリスナーを飽きさせないように小道具を作成したりしていました。
このような圧倒的な準備があったこそ、結果に繋がったのでしょう。
僕もブログ記事をより多くの方に読んでもらえるように、念入りに準備してわかりやすい伝え方をできるようにしたいものです。
2、当事者意識を持ってもらう
リスナーさんにファンになってもらう効果的な方法の二つ目が、当事者意識です。
つまり、リスナーに「自分がいなきゃだめだ」と思わせるのです。
著者は、ライブ配信に来てくれた人、アイテムを投げてくれた人はもちろん、来てくれなかった人まで覚えていたそうです。
そして、ライブ中に「〇〇さん、前回の配信は来てくれなかったね。何か忙しかったの?」というそうです。
少し恐ろしいとも思いますが、そうすることで当事者意識を持たせることができます。
また、わからないことをリスナーの方達に相談するというやり方も有効です。
リスナーに教えてもらうことで、リスナーに当事者意識を持たせることができるのです。
ただし、注意も必要です。
リスナーにたくさんのアドバイスをもらっても、結局決めるのは自分です。
リスナーの意見に右往左往するのではなく、自分で道を決めるしかありません。
人気漫画『進撃の巨人』において、リヴァイ兵長というキャラクターも以下のように言っています。
結局は、自分で後悔しない選択肢を選ぶしかないのです。
以前紹介した『プロセスエコノミー』という本にも、自分を見失わないことの大切さが述べられてありました
3、感謝する
ファンをつくるための方法の三つ目が、「感謝」です。
感謝の言葉「ありがとう」は、人と人との絆を深めることができるみたいです。
著者は、アイテムを投げてくれた方などに、一人当たり最低でも3回は名前を呼びながら「ありがとう」を言っていたと言います。
『精神科医が見つけた3つの幸福』にある、「オキシトシン的幸福」が関係しているのでしょう。
日本一を掴むための方法
著者はとても負けず嫌いで、日本一を目標にしてライブ配信に取り組んでいました。
そして、ついに日本一の称号を手に入れます。
その目標を達成するために、重要だった力は以下の二つでしょう。
- チーム力
- 継続力
チーム力
日本一を達成する上で、1人の力だけでは無理だったと著者は言っています。
何より、一緒に作戦を考えてくれたりサポートしてくれる仲間の存在が大きかったのです。
では、仲間を作るためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。
さまざまな方法が考えられますが、著者は「目標や熱い想いの共有」を使用しています。
自分の目標や熱い想いを、リスナーに共有することで同じ想いを持った仲間を集めることができます。
そして、それぞれが役割分担をして自分にできることをこなしていくのです。
これはまさに、『世界2.0』という本にあった「生態系のつくり方」に被ります。
「仲間」といえば人気漫画『ナルト』でしょう。
はたけかかしという登場人物の名言を載せておきます。
仲間を集めて夢を追う漫画といえば『ワンピース』だと思いますが、僕は『ワンピース』を全部読んだことがないので引用をすることができませんでした悲。
継続力
これは何においてもいうことができると思いますが、著者が日本一を取れたのは継続できたことも大きな要因です。
著者は「続けられる人が少ないからこそ、続けられる人は強い」と言っています。
クロネコ屋さんのツイートも載せておきます。
ただし、継続するのは簡単なことではありません。
そこで、物事を継続するための方法が本書にはありました。
それは、「習慣」にすることです。
そして、ファンを増やすためにも、自分だけでなくリスナーの「習慣」にもしてしまうのです。
僕は、ブログ更新する日時を固定化した方が良いのかもしれません。
綺麗事を言っていては勝てない
最後に、この本の大きなメッセージである「綺麗事を言っていては勝てない」についてです。
スパイを利用
著者は、ライブ配信アプリ内でイベントがあるごとに、ライバルチームにスパイを送り込むなどの方法を活用してきました。
「1番」を取るために必死に行動してきたのです。
スパイを使うなんて卑怯だし汚いと思う方もいるでしょう。
ただし、そんなことを言っていて「日本一のライバー」になることはできないのです。
覚悟
スパイを利用するにも、覚悟が必要です。
著者は日本一のライバーになることを引き換えに、多くのものを犠牲にしています。
何よりも、多くの時間を犠牲にしています。
ライブ配信は長時間配信をしたりするので、時間がかかるのです。
何かを得るためには、何かを捨てないといけないのでしょう。
毎度のことではありますが、『進撃の巨人』から名言を引用して終わりたいと思います。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
本書から学んだことを僕もブログ活動に応用していきたいです。
ライブ配信の今後の可能性については、編集者の箕輪さんも動画を出しています。
【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】
当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。
書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。
また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。
しかし、万が一行き届かない点があり、記事の削除を望む所有者様がいましたら、お手数ですが、
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