【書評:44冊目】New Age 10代がこれからの時代を作る(笹川祐莉・高橋海)

目次

はじめに

今回紹介するのは、10代の二人組、笹川祐莉さんと高橋海さんの著書『New Age 10代がこれからの時代を作る』になります。

<著者のプロフィール>

笹川 祐莉 (ささがわ ゆうり)

2003年3月7日生まれ。神奈川県出身。


高橋 海(たかはし うみ)

2002年10月4日生まれ。沖縄県出身。


2021年4月に大学で出会い、意気投合。書籍を出版することを決める。
出版に取り組むために、2021年6月に休学し、2021年7月15日に株式会社st-YOLOを設立。
そして2022年5月19日、2人にとって初の著書となる本作を出版した。

この本は、10代である著者の二人が活躍する10代の人たちを取材して、まとめ上げた一冊です。

書かれている内容は、「挑戦しよう」「行動しよう」などと一般的な自己啓発本なのかなと思っていました。

しかし、それぞれのエピソードがふんだんに盛り込まれていて、とても刺激を受ける一冊でした。

何よりも、10代の著者が企画・取材・編集・出版までするのがすごいなと思います。

さらに、本屋にも並べてあるそうです。

10代である著者たちは、営業もしたのかもしれません。

僕は20代ですが、とても影響を受けました。

そして、勇気をもらいました。

この本は、10代である方はもちろん、20代で何か不安を抱えている方におすすめです。

それでは、以下の内容に分けて紹介していきます。

  • 挑戦について
  • やりたいことに集中して取り組む
  • 出来ることはたくさんある
  • 夢中になれるものがない人は?

※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。

挑戦について

この本の中身を紹介する前に、少しだけラモスが補足します。

挑戦とは

この本のキーワードは「挑戦」です。

では、「挑戦」とはどのような意味なのでしょうか。

日本語大辞典は以下のように解説しています。

挑戦
  • 戦いを挑むこと。戦いを仕掛けること。勝負をすることを求めること。
  • 困難な事業や記録更新などに立ち向かうこと。チャレンジ。

精選版 国語大辞典

つまり、困難に立ち向かったり、相手や自分に勝負を求めることを指すのです。

著者の想い

次に、著者が本書を出版した理由について紹介します。

それは、「挑戦」することの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたかったからだそうです。

今の日本社会には「出る杭は打たれる」という言葉があるように、世の中には挑戦する人の足を引っ張る人がいます。

そんな社会を変えるためには、どうすれば良いのでしょうか。

挑戦する人を後押しする社会をつくるためには、多くの人が挑戦していかなくてはなりません。

そのためにも、多くの人に「挑戦」することの素晴らしさを知ってもらう必要がある。

だからこそ、本書の出版に至ったそうです。

本書に登場する方達

本書では、現在活躍している以下の方達のエピソードが紹介されています。

  • 本田望結
  • 三原羽衣
  • 青木勇貴斗
  • ゆな
  • 前田俊、重川茉弥
  • 加藤乃愛
  • 西矢椛

やりたいことに集中して取り組む

それでは、本書の紹介に入っていきたいと思います。

小さなことから

本書で紹介されている方達に共通していることは、「小さな一歩」からはじめているということです。

みんな「誘われた」「ノリ」「やりたいというおもい」などのきっかけで、物事を始めていたりします。

この気になることに「ちょっと踏み入れること」が大事なのです。

小さな挑戦が、たくさんのチャンスにつながる

一歩を踏み入れた後は、自分のやりたいように進んでいくだけです。

もちろん、困難なことに遭遇することもあるでしょう。

思うような結果に結びつかない時もあります。

しかし、結果に結びつかなくてもその挑戦が無駄になるということはありません。

必ず、何か違うチャンスに結びついていきます。

そして、さらなる挑戦が続いていくのです。

以前紹介した『腹黒ジレンマ』という本にも「人間は1つや2つの要素で説明できない」とありました。

やりたいことが一つでなくても、どんどん取り組んでいけば良いのです。

出来ることはたくさんある

自分で調べることは重要

『スマホ人生戦略』にもあったように、インターネットの普及によって多くのことができるようになりました

それと同時に、たくさんの情報が溢れるようになリマした。

そんな中、「周りの言葉をそのまま信じるのは危険」だと著者はいいます。

それは、自分の選択肢を狭めてしまうことになるというのです。

世の中にはたくさんの選択肢があります。

決して1つや2つではありません。

なので、やりたいことへのアプローチ方法などはしっかり自分で調べる必要があります

自分を信じる

一生懸命取り組んでいるのに、結果が出ないと嫌になります。

周りに批判されることもあるでしょう。

しかし、結果を出すことで周りの反応も変わるそうです。

つまり、周囲の意見に振り回されていてはいけません。

自分を信じて進み続ければいいのです。

僕が最近観ている『ナルト』にも以下のような場面がありました。

  • 真実の滝という場所で主人公のナルトが、闇の自分と対面します。
  • ナルトは大きな力を体の中に宿しているために、里のみんなから煙たがられていました。
  • しかし、里を救い英雄となります。
  • ナルトには、手にひらを返した里の住人に対して憎しみという闇がありました。
  • ですが、ナルトはこの「憎しみ」を「自分を信じること」で克服するのです。
画像
出典:NARUTO-ナルト- コミックス52巻©︎岸本斉史/集英社

夢中になれるものがない人は?

遊びながら探す

では、やりたいことや夢中になれることが見つかっていない人はどうすればよいでしょうか。

そんな人は、遊びながら探せばよいそうです。

小さなきっかけから、どんどん踏み込んでいきましょう。

また、『メモの魔力』という本を参考に自己分析をしてみるのもおすすめです。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

本書はとても背中を押してくれる一冊でした。

まさに「10代の、10代による、10代のための本」です!!

【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】

当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。

書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。

また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。

しかし、万が一行き届かない点があり、記事の削除を望む所有者様がいましたら、お手数ですが、

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