はじめに
今回紹介する本は、ガーシーこと東谷義和さんの著書『死なばもろとも』です。
ガーシーの暴露が日本中を騒がせたことはみなさんの記憶にも残っているでしょう。
詐欺事件を起こしたところから、今では日本の国会議員を務めています。
そして、この本を編集したのは有名な編集者の箕輪厚介さんです。
この本を読むことで、東谷さんの生き様を知ることができます。
アテンダーという職業の実態、なぜ暴露が日本中を賑わせたのかに興味がある方におすすめの一冊です。
それでは、以下の内容に分けて紹介していきます。
- ガーシー現象が生まれるまで
- 恩義の大切さ
- アテンだーという職業
- 活躍する人の特徴
※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。
ガーシー現象が生まれるまで
BTS詐欺事件
「ヒカル(Hikaru)」チャンネルを見ていた人であればすでに知っているかもしれませんが、簡単に説明します。
まず、東谷さんはアテンダーと呼ばれる仕事をしていました。
アテンダーの詳しい仕事内容については後ほど解説します。
簡単にいうと人に人を紹介する仕事です。
ものすごい人脈を持っていたのでしょう。
そこで、BTSの名前を使って知り合った女の子から数千万円を集めていたそうです。
しかしそのお金は、大金が飛び交うバカラに溶かしてしまったといいます。
ギャンブルといえば元大王製紙社長の井川意高さんが有名です。
井川さんの著書も今後紹介していきます。
ヒカルの暴露
また、東谷さんはYouTuberヒカルの名前を出しに使って資金集めをしていました。
そんな中、ヒカルさんが東谷さんの実名を晒して詐欺事件を暴露したそうです。
このことが影響して東谷さんの家はもちろん、実家の住所までも特定され、多くの人が押し寄せるようになりました。
東谷義和のガーシーch
詐欺事件を告発され、危機的状況に陥った東谷さんは逃亡を決意します。
ドバイを目指しますが手元の資金はわずか110円!!
親戚に泣きついて10万円を振り込んでもらったものの航空券代を除くと残り数万円。
これだけの資金で日本を出るのです。
このような危機的状況に陥りますが、アテンダーとしての東谷さんを散々利用してきたタレントたちは徐々に距離を置くようになったそうです。
そこで、どうせ死ぬならそんな恩知らずのタレントを道連れに死のうと考え、暴露を始めるのです。
(現在東谷さんのYouTubeアカウントは停止されていますが、サロンを開設しようと計画中だそうです。)
そして、社会に対して不満を持っている人やタレントや有名人への嫉妬を持った人々が、このガーシー暴露に熱狂し、ガーシー現象が生じたのでしょう。
恩義の大切さ
恩義の大切さ
東谷さんが暴露を始めたきっかけになったのは先ほども書きましたが、恩知らずの存在です。
都合のいい時だけ人を利用して、その人から頼まれたときにお返しをしない人は一定数います。
こういう人たちには真心がありません。
確かに、僕も人を利用だけしてお返しをしない人はクソだと思います。
「恩義」と「忖度」の違い
それでは「恩義」と「忖度」の違いはなんでしょうか。
「忖度」という言葉は、「森友学園問題」で話題になりました。
東谷さん曰く、真心がなく、我慢と不満がベースにあるのが「忖度」だそうです。
それに対して、真心がベースにあるのが「恩義」。
「恩義」は強い人間関係を作りますが、「忖度」でなりっている人間関係はすぐに裏切られます。
アテンダーという職業
究極な裏方
まず、何よりもアテンダーは黒子に徹するものだそうです。
普段スポットライトの当たる場所で仕事をしているタレントさんに、少しの安らぎを与える。
女の子を紹介するというと「女衒」を思い浮かべる方もいるかもしれません。
女を誘拐し、売り飛ばしたりしている人。悪徳商売人
しかし、アテンダーは違います。
紹介した女性とタレントの間に問題が発生したときには、隠密裏に問題を解決するそうです。
東谷さんは、妊娠してしまった方の夫役として産婦人科まで同行したこともあるそうです。
このように、完全に黒子に徹しタレントを支えてきた存在、それがアテンダーなのです。
週刊記者からタレントをまもる
東谷さんはタレントに女性を紹介する際に、会場の導線にも気を配っていたそうです。
入り口と出口はしっかりとわけ、外に不審な車が止まっていれば、駐車違反として110番通報して追っ払う。
店の定員がしっかりとした接客を行なっているかをチェックし、新人がいれば名前と顔を覚え、できていないことがあれば指摘していたそうです。
また、タレントがキレそうになった時には、東谷さんが率先してキレる。
タレントがゆっくりできるように環境を整えることの仕事の一環。
このように、東谷さんはタレントを第一に考え、裏で支えてきたのです。
そして、このような小さな仕事の積み重ね、真心を持って熱心に仕事に取り組んだ結果、多くの人から信用を勝ち得たのでしょう。
僕が編集者だったら、東谷さんに「週刊誌からタレントを守る方法」という本を出してほしいです笑笑。
お客様第一
東谷さんはアスリートとはなるべく関わらないようにしていたそうです。
なぜなら、アスリートというのは女遊びにハマってしまうと、本業であるスポーツのパフォーマンスが落ちてしまいます。
北海道日本ファイターズで監督をやっている新庄剛さんも似たようなことをおっしゃていました。
アテンダーとしてタレントやアスリートを第一に考える。
まさに、仕事のプロフェッショナルと言えます。
僕は今就職活動中ですが、東谷さんのようにお客様を第一に考え、課題を解決していく企業を探したいです。
活躍する人の特徴
本物の役者「山田孝之」
長い間アテンダーをして多くのタレントにあってきた東谷さんが、本物の役者だと思った人がいるそうです。
そのうちの一人が山田孝之さんです。
山田さんは「CMには基本的に出ません」と宣言しているそうです。
お金で仕事を決めているわけではなく、ワクワクする仕事かという自分の軸で仕事を判断しているといいます。
モテる人の条件
東谷さん曰く、モテる人は余裕があるそうです。
確かに、女性には興味がなさそうな人に限って魅力的だったりします。
また、東谷さん絶賛の山下智久さんとDAIGOさんはカメラが回ってないところでもネタを披露してくれるそうです。
これを聞いて、僕はさんまさんを思い浮かべました。
さんまさんも、表でも裏でも人を喜ばせたい人みたいです。
こんなかっこいい人に憧れます。
勝負時の心得
この本で僕が特に印象に残った文章を引用させてください。
人生は一度だけや。勝負期は何度も来ない。今が勝負だというときに集中してやりきらな何者にもなれへん。遊ぶのはそれからでも遅くない。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ガーシーさんについては、もちろん賛否が分かれるでしょう。
しかし、国会議員に選ばれたからには既得権に凝り固まった日本社会に少しでも風穴を開けてほしいと思います。
自分の人生が必ずしも思い通りにいくとは限りません。
ガーシーさんの人生を知っておいて損はない気がします。
また、複数対談動画もアップされています。
ちなみにですが、僕はガーシーさんと対談をしている日本維新の会の音喜多さんがすごい覚悟を持っているなと感じました。
ただの売名行為ではないでしょう。
この本を編集した箕輪さんに恩があったから、この対談を受けたそうです。
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当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。
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