【書評:38冊目】絶対内定2024-2026 インターンシップ(藤本健司)

目次

はじめに

今回は我究館館長・藤本健司さんの『絶対内定2024-2026 インターンシップ』という本になります。

<著者のプロフィール>

藤本 健司(ふじもと けんじ)

我究館館長。千葉大学教育学部卒業後、(株)毎日コムネット入社。営業に配属され、2年目に優秀社員賞、3年目に社長賞を受賞。2012年「世界の教育問題に対峙したい」との思いから、青年海外協力隊としてケニア共和国で活動。3年間、JICAや現地の省庁と連携し、児童福祉施設における情報教育やカウンセリングに携わり、「人は志や気づきによって大きな成長を遂げられる」ことを実感する。2016年より(株)ジャパンビジネスラボに参画。我究館学生校の主担当コーチとして大学生をサポート。2017年10月より副館長を務め、2021年5月より現職。外資系投資銀行、コンサルティングファーム、総合商社、広告代理店など、難関企業に多数の内定実績がある。著書に「絶対内定」シリーズがある。
Twitter @Kenji_Fujimon

僕は、現在大学3年生です。

この春休みに、親から「周りの子とかインターン初めてない?色々調べなさいよ」と言われました。

「就活」という言葉すら聞きたくなかったのですが、まずは本から読み始めることにしました。

この本は、就活を始めなければならないが、何をしたら良いかが分からないという方にオススメです。

それでは、以下の内容に分けて紹介していきます。

  • 就活の全体像
  • インターンに参加するメリット
  • インターンに参加するまでの流れ
  • 企業の選び方

※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。

就活の全体像

僕は、「就職活動」という言葉を聞くことはありましたが、実際にどのようなことをすれば良いのかがわかりませんでした。

そこで、この本から学んだ全体像を紹介します。

「就職活動」は「インターン」の時期と「本選考」の時期に分かれる

2022年4月から大学3年生になる方をモデルに紹介します。

以下は目安になります。

<大手>

インターン選考: 2022年4月〜2022年7月

インターン: 2022年8月〜2022年3月

本選考: 2022年10月〜2023年8月

<外資>

インターン選考: 2022年3月〜2022年7月

インターン: 2022年8月〜2022年12月

本選考: 2022年10月〜2023年4月

<ベンチャー>

インターン: 2022年3月〜2022年6月

本選考: 2022年8月〜2023年6月

もちろん、企業によってスケジュールは異なります。

詳しくは、本書を購入することをお勧めします。

情報解禁は6月1日からだが、、、

『就職白書2021』(リクルート就職みらい研究所)によると、2021年卒の人の、4人に1人以上が6月以前に就職活動をはじめているそうです。

つまり、現在大学3年生の僕はすぐにでも就活をはじめた方が良いのでしょう。

しかし、焦ってはいけません

闇雲に、インターンに申し込むのでは時間を無駄にしてしまします

しっかりと戦略を練って就活に取り組むことがとても重要です。

インターンに参加するメリット

まずは、インターンに参加することのメリットから紹介していきます。

企業について詳しく知ることができる

実際にインターンに参加することによって、さまざまな経験をすることができるそうです。

後ほど紹介しますが、ベンチャー企業のインターンでは実際に現場の業務を経験できます。

詳しい業務内容を知ることができるのです。

また、働いている人の雰囲気なども知ることができます。

これらは、ネットの情報などのでは掴みにくい一次情報です。

本選考で2つの「優遇」がある

インターンに参加することによって、以下のような利点があります。

  1. 一般の選考より前に内定をもらえたりする
  2. ES(エントリーシート)や面接が省略されたりする

学歴などのない学生にもチャンスがある

インターンに参加することで、じっくり自分を見てもらえます。

面接などの一発勝負では、話すことが得意な生徒などは非常に有利になります。

しかし、世の中には話すことが苦手な方もたくさんいるでしょう。

また、30分程度の面接ではなかなか発見されづらい能力を持っている方もいます。

そういった方こそ、インターンがとても有効なのです。

「学生時代に頑張ったこと」としてアピールできる

中長期でインターンをすることによって、「学生時代に頑張ったこと」としてアピールすることができます。

体育会系で活動していた方やサークルの幹部をやっていない方でも、インターンをすることで、「頑張ったこと」にできるのです。

インターンに参加するまでの流れ

それでは、実際にインターンに参加するまでの流れを紹介していきます。

1、やりたいことをコトバに変換

これは、巷で「自己分析」と呼ばれるものです。

この本では以下の切り口でやりたいことを見つける方法が紹介されていました。

  1. Being(なりたい自分)
  2. Having(得たいもの)
  3. Giving(社会に与えたい影響)

僕の例では以下のようになります。

  • 自分の興味を追求したい(=1)
  • 結婚するまでにFIREしたい(=2)
  • 世の中の理不尽を無くしたい(=3)
  • 国内・海外旅行をたくさんしたい(=1)
  • 挑戦する人を応援したい(=3)

このように、やりたいことを書き出したら、③の観点を重視して一つに絞ります。

このほかに、自己分析の方法としては以前紹介した『メモの魔力』がお勧めです。

2、具体的に書き出す

やりたいことを一つに絞ったら、具体的に考えていきます。

どこの」「誰に」「どのようなテーマに対して」「どのような手段で」やりたいことをするのかをコトバにします。

3、企業を探す with『業界地図』

2番の作業が終了したら、自分のやりたいことができそうな業界を探します。

その際には、業界について詳しく書かれている『業界地図』などを参考にするとよいでしょう。

僕は、ここを特に重点的に行おうと考えています

なぜなら、業界内であれば転職が可能だからです。

もし、仕事が嫌になった時に業界を超えた転職をしてしまうと、これまで積み上げてきたものを生かすことができません。

1から実力をつけていかなければならなくなるのです。

そのため、業界選びを慎重にやっていきたいと思います。

4、インターンに参加する目的を書き出す

自分のやりたいことに近い業界が見つかったら、インターンを開催しているかなどをチェックします。

そして、インターンに参加する目的を明確にします。

目的を明確にすることで、学びを得ることができるのです。

獲得目標を明確にする重要性は以下の本にもありました。

5、参加できる企業を選ぶ

参加できる企業を選ぶときのポイントは次の章で紹介します。

企業の選び方

この本の特に面白い部分はこの章だと僕は思います。

「第一志望」か「それ以外」か

インターンに参加するときに、「第一志望」の企業を優先すべきなのでしょうか。

それとも、「それ以外」の企業を優先させるべきなのでしょうか。

結論から言うと、「第一志望」の企業です。

理由を説明していきます。

インターンは主に二つの時期に分けることができます。

  • 第一ターム: 「夏」「秋」
  • 第二ターム: 「冬」「春」

第一タームでは、特に厳しい選考が行われるそうです。

第一タームのインターン選考に参加することによって、自分の課題を発見することができます。

そして、その課題を克服して第二タームに望ことができます。

つまり、「フィードバック」ができるのです。

また、もし第一タームで評価されれば優遇されることがあります

評価されなくても、第二タームでもう一度チャンスがあります。

よって、以上の理由を踏まえて、第一タームから「第一志望」の企業のインターンに積極的に参加していくことを著者は勧めています。

「フィードバック」の重要性については、以下の本にもありました。

「大手」か「ベンチャー」か

「大手」のインターンと「ベンチャー」のインターンは特徴が違います。

<大手>

イメージとしては、「1day」と「5days」のインターン。

  • 1day: 主に企業研究
  • 5days: 企業研究+早期選考
<ベンチャー>

ほとんどが長期インターン。実践経験を多く多く積むことができ、自分の適正と合うかどうかを見極めることができます。また、本選考での自己PRに使える。参加するなら、3年生の11月末までが目安。

いづれにしても、インターンに参加する目的を明確にすることが重要です。

「課外活動」か「インターン」か

この二つで迷っている方もいるでしょう。

著者は、頑張ってきたことを「やりきる」ことが大切だと主張します。

また、時間は限られているので、やめることも決めなければなりません。

『1%の努力』という本でひろゆきさんが言うように、優先順位をつけていきましょう。

そして、自分の好きなことに没頭していきましょう。

結論

インターンの企業を選ぶためには、まず、志望業界を明確にする。

次に、インターンを開催している企業をリストアップします。

そして、自分の希望度の高い順に「5days」のインターンに参加しましょう。

希望度の低い企業のインターンは「1day」でオッケーだそうです。

インターン企業を選ぶ際は「選考プロセスの多いもの」を選ぶことを著者はお勧めしています。

選考プロセスの多いものを選ぶことによって、自分に足りないものが見えてくるからです。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

僕は、インターンや就活について何もイメージをすることができなかったので、この本を手に取りました。

この本を読むことによって、就活の全体像をイメージすることができました。

みなさんも、この本を手にして僕と一緒に就活を始めましょう!!

この本には、エントリーシートの書き方やグループディスカッションについても書かれています。

今回紹介しなかった内容も多くあります。

これからインターンを始めようとしている方は、始める前に一度読むことをお勧めします。

【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】

当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。

書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。

また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。

しかし、万が一行き届かない点があり、記事の削除を望む所有者様がいましたら、お手数ですが、

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