はじめに
今回紹介するのは、ホリエモンこと堀江貴文さんの著書『スマホ人生戦略』になります。
<著者のプロフィール>
堀江 貴文(ほりえ たかふみ)
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。株式会社ライブドア元代表取締役CEO。SNS media&consulting ファウンダーおよびロケット開発事業を手掛けるインターステラテクノロジズのファウンダー。現在は宇宙関連事業のほか、執筆活動、オンラインサロン運営、有料メルマガの発行、YouTuveでの動画配信、高級和牛飲食店経営、Jリーグアドバイザーなど、幅広く活動。2016年3月、「予防医療普及協会」の発起人のひとりとなり、協会理事として活動。2019年5月、インターステラテクノロジズのロケットが民間では日本初となる宇宙空間到達に成功した。著書に『ゼロ——なにもない自分に小さなイチを足していく』(ダイヤモンド)、『多動力』(幻冬舎)、『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』(マガジンハウス)、『時間革命1秒もムダに生きるな』(朝日新聞出版)などがある。
この本はスマホの使い方ではなく、スマホを使ってどう行動していくか、スマホを使って何を考えるかが書かれた本です。
ホリエモンのことを、「特別なアプリを入れていて、うまい儲け話を知っている」と思っている方も多いでしょう。
しかし、ホリエモン曰く「スマホに入っているアプリなどは多くの人とあまり変わらないし、うまい儲け話などない」そうです。
この本には全部で35個のスキルが書かれているのですが、厳選して3つだけ紹介したいと思います。
- スマホは身体拡張ツール
- 自分だけの価値を作ろう
- 長いメールは送るな
- 「要約」した情報を、片っ端から取っていけ!
※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。
スマホは身体拡張ツール
著者は「スマホは使い倒すぐらい使わないと勿体無い」と言っています。
スマホ依存症だと言われても気にしないそうです。
なぜなら、スマホは人間だけではできなかったことを可能にしてくれる身体拡張ツールだからです。
つまり、メガネが人間の視力を補完してくれているように、スマホがあることによって人間のできない能力が拡張されているのです。
しかし、まだまだ課題もあります。
スマホをずっと使っていることで、腱鞘炎になったり視力が低下したりしてしまうのです。
そのため、今後はスマホに変わるもっと便利なツールが登場するでしょう。
例えば、ウェアラブルという発想です。
また、著者は「ゆくゆくは人型のアンドロイドなどパートナー型へと変わっていくだろう」と言っています。
スマホの登場で人々の生産性が落ちたという研究もあります。
しかし、スマホを使った創造的な活動と課金制ゲームやアダルトサイトの視聴を一緒にしてはいけません。
スマホを使い倒して、時間効率をあげていきましょう。
自分だけの価値をつくろう
自分はこの本を読んで「お金だけが財産ではない」というコトバがとても印象に残りました。
つまり、ハマった遊びも自分の財産であるということです。
また、遊びを楽しんでいる自分を発信すれば、自分だけの価値をつくることもできます。
その時に重要になる発想が「点をつなぐ」という発想です。
これは、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブスさんが言っていたことばだそうです。
ここで”点”とは、経験や情報のことです。
たくさんの経験をして、たくさんの情報を吸収すると、たくさんの点を打つことができます。
すると、点と点が繋がり、新しいアイデアが浮かび上がるのです。
情報をたくさん吸収することのメリットは他にもあります。
それは、不安がなくなることです。
メンタリストDaiGoさんも著書『超時間術』の中で、無知コンフリクトについて書いています。
長いメールは送るな
著者である堀江さんは「電話で話したがる人と関わるな」と主張しています。
なぜ関わってはいけないのかというと、電話は相手の時間を奪ってしまうからです。
相手が知りたいのは「イエス」か「ノー」かです。
自分もバイト先の社員の方から、LINEで「明日バイト入れない?」と聞かれたら、即座に「イエス」か「ノー」かを返信したいと思います。
最後に一つだけ自分の主張を言わせてください。
それは”友達との電話は例外である”ということです。
電話してくる人と関わるなという著者の主張通りに行動すると、もし友達が電話をかけてきた場合、友達との縁を切ることになってしまいます。
そんなことはあってはいけません。
これは個人の価値観の問題ですが、自分は友達との電話の時間は至福のひとときだと思っています。
もちろん、時間効率を上げることは大切です。
しかし、プライベートに関しては時間の浪費こそ幸福なのです。
また、どうしても電話をかけなくてはならない時の解決法を『アウトプット大全』の著者である樺沢さんが提案してくれています。
それは、相手がメッセージを送った直後です。
相手がメッセージを送った直後であれば、相手が何かの作業に集中している可能性は低いです。
なので、どうしても電話をかける必要があるときは、相手がメッセージを送った直後などに電話するといいでしょう。
「要約」した情報を、片っ端から取っていけ!
「修行の時間をショートカットしろ」
これが、堀江さんの主張です。
何かを学ぶにしても、いまはYouTubeやWEBサイトをみれば一通り学ぶことができます。
Xで自分の好きな人をフォローすれば、その人の要約フィルターをとおして、時事問題に関する知識も獲得できます。
つまり、要約された情報ほどコスパの良いものはないのです。
これについても、ひとつだけ僕の考えがあります。
それは、「要約された情報を積極的にとりにいくことは大切だが、積極的に要約することも大切」だということです。
自分で頭を使って要約することは、物事への理解をさらに深めてくれます。
おわりに
今回の内容とほぼ、真逆の主張が展開されている本があります。
アンデシュ・ハンセンさんの『スマホ脳』です。
このように、ビジネス書は書いてあることがみんな違います。
これもまた、ビジネス書の面白いところなのかもしれません。
【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】
当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。
書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。
また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。
しかし、万が一行き届かない点があり、記事の削除を望む所有者様がいましたら、お手数ですが、
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