はじめに
今日は、橋下徹さんの著書『異端のすすめ』という本を紹介したいとおもいます。
自分がこの本を購入したのは、2019年の3月です。
その頃、大学受験が終わり、進学先に悩んでいました。
第一志望校の早稲田大学の合格発表を控え、もし早稲田大学の合格していなかったらどうするかを考えていた頃です。
自分の中の選択肢は、合格できた法政大学に進むかもう一年浪人して、早稲田を目指すかの2つがありました。
結果は、運よく第一志望の大学に合格することができました。
自分は橋下さんの人生の考え方を参考にしようと思い、この本を購入したのです。
これからの時代は、終身雇用が崩壊し、ますます個人の力が問われる時代になっていくでしょう。
そんな時代の生き方に、とても参考になる本です。
僕は、以前に一度この本を読んだのですが、突然読み返したくなってしまいました。
読んでみると、これまで読んだことと繋がることが多く、新たな発見もあったので、もう一度紹介させてもらおうと思います。
※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。
この本のポイント
僕がこの本から得たことは以下の3つです。
- 自分の商品価値の高め方
- 人との付き合い方
- 人生において大事なこと
この3つについて紹介していきたいと思います。
自分の商品価値の高め方
いきなりですが、みなさんの”強み”はなんでしょうか。
僕は、今の現状で自分の強みを思い浮かべることができません。
自分の商品価値を高めるためには、何か一つのことに突き抜けることが1番早いです。
しかし、誰もがイチロー選手や大谷選手、山中伸弥教授のようにはなれません。
それでは、どのようにして自分の商品価値を高めていったら良いでしょうか。
著者は「強みの掛け算」だと言います。
それなりの強みを複数持つことで、自分の商品価値を高めていくことができるのです。
以前紹介した『スマホ人生戦略』という本にも似たような考え方が書いてありました。
「器用富豪」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
パオパオチャンネルのぶんけいさんが『腹黒のジレンマ』という本で使っていた言葉です。
橋下さんも弁護士、タレント、政治家など複数の強みを持っています。
”強み”に主従関係はいりません。
自分は何者だとカテゴライズせずに、色々なことに挑戦していきましょう。
自分の強みをつくるには、いろいろなことに挑戦して、自分に少しでも「ウリ」が見つかったら、圧倒的な量をこなして、磨きをかけることが重要になります。
つまり、質より量なのです。
量をこなすことで、質に磨きがかかりどんどん効率が良くなります。
そして、空いた時間に新たな強みを生み出すことも可能になるのです。
前回紹介した『超時間術』にあったような、好循環が生まれます。
もし、圧倒的な量をこなしても報われないのであれば、環境や目標を変えましょう。
自分の成果を評価してくれない会社にいてもいいことはありません。
『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』という本を参考にしてみてください。
また、自分の商品価値を高めるためには思考力が必要になります。
思考力を鍛えるためには、アウトプットが必要です。
アウトプットのためのインプットをすることで、インプットの質も上がります。
そして、質の高いインプットによってさらにアウトプットの質も上がっていくのです。
まさに、インプットとアウトプットの相乗効果です。
僕もブログで本紹介を始めてから、ほんの少しですがインプットの質が上がったように感じます。
著者が「持論工場」と表現していたものが小さいながらにできてきたのでしょう。
人との付き合い方
人間関係においては以下のことが大切になります。
- 組織の中の力関係を見極めること
- 組織の中の見えない掟を把握すること
1番を聞いて、いやな思いをする人もいるでしょう。
しかし、自分の力をはっきするためには必要なことなのです。
僕がすごいなと思うのは菅内閣総理大臣です。(※人間関係において)
二階さんや麻生さんを味方につけることによって、短時間で総理の座をほぼ確実なものとしました。
自分の力を発揮するためにも、組織のキーパーソンを見極めることが重要なのです。
次に2番についてです。
組織の中で、「見えない掟に気づかずに、浮くこと」と「見えない掟を把握して、それに従わないこと」は違います。
この2つは似ていますが、違うことなのです。
目の前の人間関係が全てではありません。
世界はずっと広いです。
自分の環境がいやであるならば、少し環境を変えてみることもいいと思います。
人生において大事なこと
生き方に正解なんてないかもしれませんが、著者が1つだけ伝えたいことがあるそうです。
それは、「死ぬときに『ああ、俺の人生、本当に良かったな』と思えるかどうか」です。
つまり、納得して死ねるかということです。
納得感を得るためには完全燃焼するしかありません。
目の前のことに一生懸命取り組み、エネルギーを使い切るのです。
いつ死ぬかわからないこの世界で、今死んでも後悔がないと思えるように完全燃焼していきましょう。
なかなか現状が変わらずに悩んでいるのではれば、180度考え方を変えてみることも有効です。
先日、カズチャンネルのカズさんがこんなツイートをしていました。
また、モチベーションが上がらないのであれば、行動の「理由」を考えてみるのがいいでしょう。
このことについては2つのメリットがあります。
- 理由を考えることでモチベーションが高まる
- 理由を周囲に言うことで仲間が集まる(プロセスエコノミー)
おわりに
最後まで読んでくだだり、ありがとうございます。
僕はこの本に出会えて本当に良かったと思っています。
これからも、人生の岐路に立ったとき、自分が大きな挑戦をするときなどにこの本を何度も読み直すことになるでしょう。
僕が大きな勇気をこの本からもらったのと同様に皆さんも勇気をもらうことができると思います。
迷ったら大胆な方へ!
【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】
当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。
書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。
また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。
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