【書評:5冊目】腹黒のジレンマ(ぶんけい)

目次

はじめに

今回紹介するのは、「パオパオチャンネル」でお馴染みのぶんけいさんの著書『腹黒のジレンマ』になります。

<著者のプロフィール>

ぶんけい

1994年11月13日生まれ、兵庫県・淡路島出身。2011年、「踊り手」としてニコニコ動画でダンス動画の投稿を開始。2017年に男女ユニット「パオパオチャンネル」を結成、YouTubeでの活動を始める。2019年にチャンネル登録者数130万人を突破したのち、活動を休止。現在はクリエイターとして企画、映像制作など多岐にわたり活躍する。

この本は自己啓発本というよりは、エッセイに近いような印象を受けました。

特徴としてはコラムがかなり充実しています。

また、文章中の表現がとても多彩だったので、文章を書く自分にとってはとても良い本でした。

この本は著者が25年間の人生を生きてきて、思ったことや感じたこと、考えたことなどが書いてあります。

著者の考え方や特徴を4つ紹介したいと思います。

  • 「なんで?」が尽きない
  • 人の想いを届けるのが好き
  • みている人を飽きさせないコツ
  • カテゴライズはもういらない

※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。

「なんで?」が尽きない

著者は小さい頃から、色々な物事に対して「なんで?」が尽きないそうです。

小さい子供には、「なんで?」と疑問を連発してしまうなぜなぜ期があると思います。

そのなぜなぜ期が終わらないのです。

なぜなら、答えを自分なりに見出し、納得しないと前に進めないからだと言います。

その分、納得してからの物事に取り組む熱量はものすごいそうです。

僕は自分で決めた仕事を、深く納得しない状態で進めてしまうことが多々あるので気をつけたいと思います

好奇心の重要性については「無敵の独学術」でも触れられていました。

人に想いを届けるのが好き

著者は、ある時パソコンにどハマりします。

そんな中、あることに気づきます。

俺は、人を喜ばせることが好きなのではないか。

それ以来、人々に想いを伝える活動を始め多そうです。

そうして制作したYouTube動画、「踊ってみたシリーズ」は大ヒットします。

人を喜ばせることが好きな著者ですが、最後にこのようなことも言っています。

人を喜ばせると「ありがとう」と言ってもらえる。
すると、やってよかったなと思える。
結局、自分への意味付けに寄与してしまう。

見ている人を飽きさせないコツ

YouTubeなどで動画を配信している著者が、視聴を飽きさせないために意識していることがあります。

それは、親近感と憧れのシャトルランで動画をアップロードするということです。

YouTubeチャンネルをセットリスト化するとも言えます。

親近感の湧くような動画を出したら、次に憧れを感じさせるような動画を出す。

動画を出す順番に波をつけるのです。

この裏切りのリズムによって視聴者は動画に引き込まれていきます。

カテゴライズはもういらない

昨今スマホが普及して、全員がインターネットにアクセスできるようになりました。

スマホの登場で、夢に挑戦する機会が全員に与えられたと著者はいいます。

色々なことに挑戦するときに、自分は何者だと決めつけてはいけません。

人間は、1つや2つの要素だけでは説明できません

自分の可能性にブレーキをかけてはいけないのです。

この本では「器用貧乏」ではなく「器用富豪」になろうと表現されていました。

ただし、物事に挑戦するときは自分をしっかり分析することが大切です。

色々なことに挑戦していると「自分」というジャンルができあがります。

おわり

この本は、気づいたら読み終わっていました。

「優しいね」と言われたり、「腹黒いね」と言われたり、2つの評価に板挟みになりながら生きてきたぶんけいさんの本。

まさに、ジレンマを抱えた著者による本です。

ぜひ読んでみてください!

【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】

当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。

書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。

また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。

しかし、万が一行き届かない点があり、記事の削除を望む所有者様がいましたら、お手数ですが、

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