【書評:26冊目】13歳から分かる!7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)

目次

はじめに

今回紹介するのは『13歳から分かる!7つの習慣』という本になります。

皆さんは、スティーブン・R・コヴィーさんの著書『7つの習慣』という本を知っているでしょうか。

今回紹介する本は、世界で4000万部を突破する大記録を立てた名著『7つの習慣』から重要なエッセンスを抽出し、読みやすくしたものです。

また、ストーリーが展開されているので、人生を豊かにするための「7つの習慣」を本の中の主人公と一緒に学ぶことができます。

とてもわかりやすい内容で、とても実践的な本です。

これまでに読んできた本の内容とも共通点が多く、まさに自己啓発本の中のまとめ本と言える一冊になります。

この本は、うまくいかないことが多いという方人生を充実させたいという方にオススメです。

それでは、以下のポイントに分けて紹介していきます。

  • 自分が成功する
  • みんなで成功する
  • 自分をアップデートし続ける

※本の要約ではなく、僕が吸収したことのアウトプットです。多少内容が異なっている部分や僕の意見が混ざっています。記事の削除を希望される著作権者の方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。即刻、削除いたします。

自分が成功する

この章では、主に3つの習慣が大切になります。

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する

①主体的である

主体的に行動するとはどういうことでしょうか。

それは、周りに流されず、行動を自分で選ぶことができるということです。

そのためには、2つのポイントが重要です。

  • 「一時停止ボタン」
  • 「影響の輪」

主体的行動をするためには、行動する前に「一時停止ボタン」を押して、一回考えるようにしましょう。

例えば、新発売されたゲームソフトをすぐに買うのではなく、一度本当に必要かを考えます。

そうすることで、買ったとしても後悔はなくなるのです。

考えずに買うのと、考えて買うのでは意味が違います。

自分が納得して、行動を選択しているので「主体的行動」になるのです。

それに対して、与えられた刺激に自然と反応してしまうことを「反応的行動」と言います。

これについては『影響力の武器』という本にもありました。

今後紹介します。

また、自分で行動を選択することは重要ですが、自分の力ではどうにもならないこともあります。

例えば、遺伝的要素だったり、生まれた環境だったりです。

そのようなことではなく、自分で変えられる「影響の輪」の部分にエネルギーを注ぐことが重要であると本書には書いてありました。

これは、『1%の努力』という本に書いてあることと共通しています。

②終わりを思い描くことから始める

主体的になると今度は、選択肢の多さに悩んでしまうかもしれません。

そんな時は自分のゴールをイメージして、「原則」にしたがって行動を選ぶようにしましょう。

これは、両@リベ大学長がよく言っている「価値観マップ」の考え方に似ているなと思いました。

https://liberaluni.com/valuemap-190530

ちなみに、

目の前のことに全力で!

これが僕の生き方の「原則」。

③最優先事項を優先する

この本ではなんと、『1%の努力』という本で紹介されていたバケツの話が出てきました。

つまり、自分にとって優先度の高いことを優先することが、人生を充実させるための秘訣なのでしょう。

この本では、優先事項がどのように決まるのかも紹介されています。

「緊急かどうか」と「重要かどうか」を基準に行動を分けて考えるといいそうです。

  • 第Ⅰの領域:緊急で重要
  • 第Ⅱの領域:緊急ではないが、重要
  • 第Ⅲの領域:緊急だが、重要ではない
  • 第Ⅳの領域:緊急ではなく、重要でもない

著者は、できるだけ「今」を第Ⅱの領域に使おうと主張しています。

そのためには、以下の2つのことが必要になります。

第Ⅱの領域を増やすためには

1、重要でないことを断る

2、人を頼る

人を頼ることの重要性は『スマホ人生戦略』と『すべては「好き嫌い」から始まる』にもありました。

これら3つの習慣を身につけて、自分の成功を掴み取りましょう。

みんなで成功する

人生を充実したものにするためには、自分だけの成功だけでは足りません。

みんなで協力し合う成功が必要です。

以下がこの章で重要になる習慣になります。

  1. Win-Winを考える
  2. まず理解に徹し、そして理解される
  3. シナジーを創り出す

④Win-Winを考える

お互いの信頼感を高めるためにも、「Win-Win」を考えることが重要です。

お互いが「Win」になる状態が理想なのです。

もし、この状態を作ることが難しければ、「No-Deal」という選択肢もあります。

つまり、「結論を出さない」のです。

どちらかが我慢しなければならない状態は長続きしません。

これに似た考え方に「三方良し」という考え方が『お金の大学』に紹介されていました。

また、僕は「Win-Win」 の関係を実現させるために重要だと思うことがあります。

それは、自分の要望と相手の要望を整理することです。

そうすることで、「Win-Win」 の関係を実現できると思います。

ちなみにこれは『交渉力』にありました。

⑤まず理解に徹し、そして理解される

自分の考えを理解してもらうには、まず相手を理解しなければいけません。

  1. 相手を理解する →
  2. 理解してもらう

この順番が重要なのです。

まず、相手のことを理解するためには、「相手の視点」になって考える必要があります。

『雑談の一流、二流、三流』や『LISTEN』という本もオススメです。

今後紹介していきます。

また、相手の話を聞いて、自叙伝的反応をすることは危険です。

なぜなら、相手の話聞いて「自分の視点」で考えているからです。

相手の立場になることが重要なのです。

そして、相手に理解してもらうときにはわかりやすい言葉を選びましょう。

ちなみに、自分の考えの「Why」をアピールするとプロセスエコノミーの効果も利用できると僕は思います。

⑥シナジーを創り出す

相手と自分の意見が異なった場合に、お互いが譲歩をして解決するのはもったいないと著者は言います。

そうではなく、相手と協力して「第3の案」を創り出すことが、とても大きな成功につながるのです。

必要なことは、ブレない価値観と相手との信頼関係です。

これまで積み上げてきた習慣を駆使して、シナジーを作り出していきましょう

自分をアップデートし続ける

いよいよ最後の習慣です。

  1. 刃を研ぐ

⑦刃を研ぐ

「刃を研ぐ」というのは、自分を磨き続けるということです。

ここまで紹介してきた習慣を日々実践し続けることで、人生はますます良くなっていきます。

また、「自分という資産に、時間やエネルギーを投資する」という考え方も大切です。

これは「自己投資」の考え方になります。

『異端のすすめ』にもありました。

なぜ、この本の題名が「成功の方法」ではなく、「習慣」なのか。

それは、これまで紹介してきたことを日々の「習慣」にしなければ成功に近づくことができないからだと僕は思います

「習慣」がミソなのです

おわりに


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

この本には成功するための「習慣」が書かれていました。

ここでいう「成功」とは、どのようなことを指すのでしょうか。

お金持ちになるというものではありません。

それぞれが自分にとって大切なものを考え、充実した人生を送ることを指しています。

成功を手に入れるためには、ここまでに紹介した7つの習慣を実践し、人格を磨いていく必要があるのです。

皆さんもぜひ、充実した人生を送るために、僕と一緒に「7つの習慣」を実践していきましょう。

【著作権者(著者、訳者、出版社)の方へ】

当記事では、本が好きという方に対して面白い本を紹介することを目的としています。

書籍上の表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で描き直すように心がけています。

また、本に対してネガティブな印象を与えないことはもちろん、ポジティブな印象を与えられるように記事を執筆しています。

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